URGENT ACTION NEEDED :
HIV/AIDS IN CAMBODIA





生きる権利


カンボジア北部のバッタンバン州では、病院の医師や医療スタッフ、それに地元のNGOは、社会や家族から見放された
患者たちの状況を変えたいと思いながら、今でも活動をつづけている。

自身エイズ問題を記録し続け、このプロジェクトの写真展やスライドショーを世界各地で行っているが、まだ納得した
結果に辿りついていない。戦争や内乱が世界各地で起こり、カンボジアのエイズ問題は、世間の関心事から遠くなる
ばかりだと感じる。

この現状に楔を打ちたいと思い、[URGENT ACTION NEEDED]というプロジェクトを始めた。
患者や家族、エイズで親を失った孤児、それに医療スタッフに独自のメッセージを書いてもらう。
そして メッセージを持った彼らの姿を撮影する。

「生きていてもしょうがない」
一人のエイズ末期患者がこう言った。 患者たちはみな、見放されていると感じていた。

このプロジェクトは、彼らに「生きる権利」を主張する機会を持ってもらいたいと思って始めた。
みな静かな思いをメッセージにし、快く撮影に応じてくれた。
しかし、ほとんどの患者たちは希望を託して力尽きていった。

これらは生きていたいと願う人々の最後のメッセージであり、そして私たちが、患者たちの姿と言葉(メッセージ)を
目にする事によって、彼ら、そして彼女たちが、「今までこの地球上に生きていたという証」にもなると思っている。







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