Tsunami 2005





2004年12月26日。大津波が、スマトラ島北部に位置するアチェを襲った。
死傷者は20万人以上といわれ、40万人もの人々が一瞬にして住んでいた家を失った。

その3ヶ月後にバンダアチェに降りたち、海岸をめざして車を飛ばした。

そこには、4年前の面影はなかった。
周りに何もないため、数十キロさきの半島がうっすらと見える。

よく飯を食べた市場は跡形もなく消え、時折両替をした銀行はかろうじて鉄筋がむき出しになって残っていた。
海岸沿いにあった友人の家を探すが、周りに何もないので自分の位置がわからず、探す事を諦めた。

今世紀最大の災害と呼ばれ、莫大な援助がアチェに届けられた。

しかし独立派との戦闘が続いていたこと、そして政府内での汚職が蔓延していることなどが原因で、
援助は届くべきところに届いていなかった。

多くの人々がテント暮らしを強いられ、希望もなく、ただ時が過ぎるのを待っていた。






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